天才だと思います。
明らかに普通じゃない思考回路。でも彼の紡ぎだす音楽は裸で本能的で、そして純粋そのもの。パフォーマーとして数々のアーティストとの共演歴を持つ彼が、100%自分の音楽を表現しようと試みた第一弾。ベースになっているのは「オルタナティヴ」「パンク」「メタル」だとは思いますが、耳にしたら分かります…美しい音の洪水とイマジネーションの渦。
ウンチクを言うと、ギターの調弦を独自の配列にしたお陰で、ものすごい分厚いハーモニーを作り出しています。そして曲が良い、歌がウマい!…全体的にアルバムとしての完成度もとても高いです。…この作品を引き金に、彼はどんどんアルバムを発表。それら全てがデヴィンのカラーに彩られ、独自の音楽世界を広げていっているように見えます。
一人の芸術家として音楽を奏でる意義を、再認識させてくれた作品のひとつ。
「Only One」…オンリーワンを目指すべし。